【長崎古版画】道中ハヤシ方行列之図 4色摺り 単品(H_005) ショップ

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【長崎古版画】道中ハヤシ方行列之図 4色摺り 単品(H_005) 外国の使節が隊伍をととのえて上陸するということは、徳川時代も中期までは有り得なかったことですが1853年(嘉永6年)旧7月16日、ロシアのフレガット艦パルラダ号が、プチャーチン提督にひきいられ、アメリカのペリー提督の浦賀入港から一カ月ほどおくれて長崎に入港し、強制的通商をせまるに及んで、はじめて長崎の町中にもおらんだ以外の外人部隊の上陸が見られるようになりました。 この施設の隊伍はまず軍楽隊の鼓笛合奏が先に立ち、次いで銃剣つきの歩兵、旗手、士官の順で行進するのがふつうでありました。そこで長崎人はこれを「道中ハヤシ方」と呼んだものと思われます。図中、旗手がささげているのはロシアの義勇艦隊が用いた軍艦旗であります。 この図の中には使節プチャーチンらしい人物が見えません。使節は禅林寺の網代(あじろ)駕籠が気に入って、バッテーラから駕籠で奉行所に乗りつけたのです。 この最初のハヤシ方行列の際は、道筋の家々はみな大戸をおろし、その前に幔幕を張りめぐらして、市民たちはみんな目隠しされていたわけですが、それでも幕の蔭からすき見でもして写生したのか、かなり要領よくまとまっています。 長崎古版画は百数十年間大切に保存されてきた版木(現在は長崎市立博物館所蔵)から、長崎最後の摺師武田紫鼓師の手により摺られた完全復刻版です。版木の傷みを考慮して当時200組が摺られています。版木の状態と摺師の存在を考えれば、今後摺られることはないでしょう。■長崎市立博物館所蔵の長崎版画を版木に依り完全復刻■摺 師:武田紫鼓師(長崎最後の摺師)■制作日:昭和三九年九月十日着手、十二月十二日完成 ■制作数:限定二百組のセットバラシ単品■台紙サイズ:横50×縦36㎝■摺紙サイズ:横45.2×縦17.7㎝■摺数:4版・4色摺り■状態:摺り・保存は良好ですが、年代物につき汚れヤケ等は写真にてご確認ください。#NEZU版画・絵画#NEZU長崎古版画

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